Pocket

私が担当している現在小学6年生の塾生たちに
今回のGWの塾課題として、「ノート1冊完成」を発信した。
強制ではない。通常の宿題だけでもいいが、
チャレンジする気持ちのある者は やってみて欲しい。
すると誰もが口を揃えて「そんなの無理~!!」の連呼。
私はこんな言葉で返答した。
「そうかな、きっとやってくる子がいるよ。
今、できないと言っている子も、家に帰ったらやってみようかなぁって
思うようになるよ。やっていく中で何度も『まだまだある、できるかなぁ』って
心の中で葛藤があるよ。それを乗り越えると自分だけの宝物が見つかるよ」と。
すると子どもたちがこう聞いてきた。
「どんな宝物が見つかるの?」って。
私は、 「今度やり切った子がいたら聞いてみよう」と・・・。

GWが終わった。
私が見ている小6生は今年21名いる。その中の10名がノート提出を果たした。
どのノートも心が入っている。努力した足跡がきっちり残っている。
私が「宝物は見つかったか」って尋ねると、こんな返事が聞こえてきた。
・やり始めは良かったけど、半分くらいの時がつらかった。
・途中で終わったら後で後悔すると思った。
・褒めてもらいたいと思った。
・やり終えた時、「ふぅ~」と思わず声が出た。

私は今の皆の言葉が「宝物」だよと伝え、続けてこう言った。
難しい話かも知れないが聞いて欲しい。
人は一度壁を経験して、それを乗り越えた者は、
次に同じ高さの壁と出会った時に「やれる!」という自信が出てくるんだ。
これは経験した者でないと味わえないな。
あの時出来たから今度もできると思える。
次に今回の壁より高いものが目の前に出て来ても
「やってみよう」というエネルギーになるんだよ。
先生が「このページの英文を12秒で読んだから、お前たちもやってごらん」って
言った時、お前たちは「できん!」「そんなの無理!」って言っていたけど
やってみたらみんな出来たじゃない。やればできるよ。
やる前から諦めていては何も始まらない。
やってみろよ。動いてみろよ。
それが中学生なんだぞ。お前たちは小学6年生。
でも先生はお前たちを中学0年生だと思って接しているんだ。

できなかった子どもたちはこんなことを言ってきた。
・時間がなかった。
・夜遅くまでやっていたら、お母さんに「寝なさい」と言われた。
・家族で出掛けていて、やる時間がなかった。
そこで私は、こう聞き返した。
「大好きなゲームをやったり、テレビを見たりする時間もなかったか?」
みんなは「その時間はあった」・・・と。そこで私は、
「時間の活用だけだよ。今、これをやっていていいのかって思えるもう一人の自分が
心の中に出てくるようになるとみんなも成長するよ。
お母さんに『寝なさい』って言われたあなたも昼間にやる時間はあったはず。
大人の考え方の階段を上りはじめて欲しいな」

子どもって宝者だ。ダイヤモンドの原石だと思う。
その原石磨きは自分でやらないと深い輝きは現れてこない。
あくまでも我々教師は「応援者」。
自信を付けさせて、諦めない心を育み、また高みに挑む覇気を与えられるような
教師でありたいと思って現場に立っている。

image11

 

image1

 

 

 

Pocket

───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───
岐阜で小学生・中学生の学習習慣づくり・定期テスト対策・進学塾・受験対策は【 上野塾 】
無料体験実施中
【ホームページ】http://www.uenojuku.jp

■塾運営本部/西郷校
〒501-1177 岐阜県岐阜市中西郷3丁目79 
→地図はこちら
電話:058-234-5856

■本校 
〒501-2122 岐阜県山県市藤倉422番地
→地図はこちら
電話:0581-36-3533
───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───