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年末に私の従兄の子ども=従甥の結婚式がある。彼は今、岐阜市内の中学校の教員をしている。結婚式には私も家内も招待され、祝いの乾杯の大役を仰せつかっている。(本当はスピーチが良かったのだが・・・まぁ、乾杯でもスピーチはできるのでいいか・・・)

彼(以下、この文面ではTOKIで記載)の現場での様子が見たかった。TOKIの授業や部活動の様子が見てみたかった。話ネタが欲しかった。そんな時、息子の高校のバスケ部とTOKIの中学校が練習試合をすることになったと聞いた。これを逃してはいけない!!

今日は受験講座授業に英語がなかったので、教室を抜け出し、デジカメとICレコーダーを持って息子の高校へ。突然変なおっさんが体育館に出没すると皆さん驚かれるので、息子には顧問の先生に事前にその旨を伝えてくれるように頼んでおいた。TOKIにも「今日、行くからな」と電話連絡をしておいた。

体育館に入って、息子の顧問の先生に挨拶をしTOKIを探す。「どこにいるか?」と辺りを見回すと試合の審判を行っていた。「お~、頼もしいじゃない!」と思わず声が出た。俺の姿を見てもTOKIは試合に集中している。これは当たり前のことだ。TOKIの中学校と息子の高校との練習試合になった。TOKIの顔は一団を率いる監督兼コーチの形相に変わった。

身体を使ってボール回しの確認をする。コートボードを使って人の動きを確認する。「高校生は動きが速いから負けんようにやって来いっ」と。試合中も「それでいい。●●、そのパスでいい」と声を飛ばす。ボールがコートから出た時は、必ず声をかける。それもプラスの言葉を。決して「何やっとるー!何でできんのだ」と言う戦闘意欲を喪失させるような言葉は一言も発しない。

中学生の中ではプレーの上手い生徒が一人いた。その生徒は口数も少なく、自分の心の中を表情に出すような生徒ではなかった。TOKIの言うことにも返事は『目で頷く』といった感じの生徒である。素人の自分が見ても上手いと思った。

試合が終わって生徒たちはベンチに戻ってきた。私は上着を着ていないと寒かったが生徒たちの額には汗が光っていた。後輩が先輩の身体にタオルや団扇で風を送っていた。TOKIは試合後も皆を集めて戦術の確認をしていた。

次の試合まで間があったので、ここでTOKIの『先生としての評判』を聞いてみた。誰に聞いても「授業はよく分かる。みんなに人気があります」と口を揃えた返答が返ってきた。事前の根回しがあるかと思うくらい評判が良かった。私が「TOKI先生は怖くないか?」と聞くと「授業は怖くありません。バスケは別ですけど・・・」どうも部活になるとスイッチが入るようである。

先ほどの口数の少ない生徒にTOKIのことを聞いてみた。「TOKI先生はバスケ上手いか?」するとその生徒は「上手いですし、厳しいです」と。この生徒もTOKIを認めていた。皆がTOKIを扇の要にして一本一本しっかり繋がっているように感じた。

TOKI、お前も可愛い愛弟子達と真剣勝負をしているな。俺の感性にやっぱり近いよ。お前が私に同じ血が流れていると言った時があったよな。今日はそれを十分感じさせてもらったよ。TOKI先生、ありがとう。そして幸せに。

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