
またもや紅葉の写真でスタートしました(笑) 好きなんですね。今週に入ってからはピークが過ぎたと言いますか、葉っぱが落ちているのが目に付くようになりました。いよいよ冬に突入するのでしょうね。寒さを覚悟していかないと。
それにしても、一昨日の夜は寒さを吹き飛ばすくらい熱くなったのではないでしょうか。そう、カタールで行われているサッカーワールドカップで、日本代表がドイツに勝ったあの試合です。正直言って信じられませんでした。ドイツと言えばサッカーでは雲の上の存在。私が子供の頃は今ほどサッカーの情報は少なくて、海外のサッカーと言えばこの国が模範でした。そんなドイツに勝利するというのはフィクションでしかない、引き分けで終わるだけでも十分と思っていたから、にわかファンの私ですが日本のサッカーは本当にレベルが上がったのだと認識できました(勿論、一つの試合に勝っただけなので今後の展開を考えれば油断は禁物ですが)。
この試合は開催地にちなんで「ドーハの歓喜」と呼ばれているそうで。ついこの間まではむしろ逆で「ドーハの悲劇」という言葉が浸透していましたね。私の世代の人ならご存知でしょう。1993年、プロサッカーJリーグが始まり日本中でサッカー熱が高まっていました。翌年のワールドカップに向けての予選でも日本代表チームは健闘し、あと一つ勝てば初出場が決まるところまできていました。その試合の相手はイラク。試合が行われる地がドーハでした。一進一退の攻防で、終了間際の時点で日本が1点リード。しかし、その終了間際の時でした。一瞬のすきを突かれて同点になってしまったのです。引き分けだと予選突破で出場とはなりません。結局そのまま引き分けに終わり、日本の初めてのワールドカップ出場はなりませんでした(ちなみにその4年後に初出場が決まりましたが)。同点になってしまった際の、日本代表の選手達がうなだれてグランド上に倒れている姿が印象的でした。ショックの大きさがうかがえます。
当時の私は大学受験で浪人生をしていました。「ドーハの悲劇」の翌日、私が通っていた予備校で日本史の授業を受けていた際に、授業開始直後に担当講師がされた話の内容が今でも心に残っています。
その先生はサッカーファンで、やはりその試合について語られましたが、意外な内容でした。「確かに、同点になった時はショックだっただろうけど、その瞬間に試合が終わった訳じゃなくて。まだほんの僅かながら時間が残っていたんですよね。あそこでうなだれてるくらいなら、すぐに気持ちを切り替えて勝ち越すために攻撃に転じるべきだったと僕は思います」辛辣なことを仰るなぁ、と思いました。確かに僅かに時間があったとはいえ、あの展開では無理なんじゃ…その先生は続けました。「僕が言いたいのは、たとえ不利な状況でも望みを捨てずに頑張って欲しいということです。無理だと絶望して勝手に諦めないでください。サッカーのこれだって、ほんの僅かな望みでも持って臨めばひょっとしたら違う展開になったかもしれません。皆さんの受験だってそう。非常に困難で諦めかけそうな時でも自分を信じて、これからの時期を過ごしてください」
大学受験が佳境に入る時期にさしかかるので、我々受験生に発破をかけるためにその先生はお話をされたと思います。その話は当時の私を鼓舞させてくれました。受験に一層身が入り、そのおかけで大学受験に成功しました。
あれから長い月日が経ちました。私はあの頃の予備校講師の方と同じく、受験生(中3生)に教える立場になっています。これから先、彼らにこの手の話をするかもしれません。いや、それでも構いません。勉強の内容自体もそうですが、精神的に強くなる必要があります。受験には必須な要素です。そういう面でも、私が浪人生時代に支えてもらつた経験を活かして、塾生に対しても支えることができればと考えている次第です。
…とはいえ、ドイツ戦の勝利は本当に思っていなくて。その日の授業は中3生だったけど、互いに「どう考えても無理だ!」って断言しちゃったことを後悔しています(^_^;)
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