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卒業生から懇談をして欲しいと連絡が入った。
大学進学のことで相談に乗って欲しいと。
二つ返事で「わかった。明日おいで」と。
卒業生を花さんとして文章を記します。

私:「今日は進学の話か?」

花:「はい。将来を見据えてA大学を目指したいと思っています。
高校の英語の教員を目標にしています。
高校の先生方からB大学も考えてみてはどうかともありましたが
岐阜で教員を目指すならばA大学で進みたいと思っています」と。

私:「まず、その位置に花が立っていることを褒めたいと思う。
花がその位置に立つためにどんな努力をしたか聞かせて欲しいな」

花:「はい。上野塾を卒業する時に塾長に誓ったことを続けてきました。
母と一緒に家を出て、高校には7時半に着きます。
皆が来るまで教室で勉強をします。
授業が終わると母の仕事が終わるまで学校で残って勉強をします。
7時過ぎに母は迎えに来てくれます。
母を待っている間は、質問などを学校の先生に聞いて
自学自習を高校入学から今までずっと続けてきました」と。

私:「そうか、続けたんだな。小さな積み重ねが今日のあなたを作ったのですよ。
立派だよ。これからもその気持と行動力があれば第1志望は突破できるよ。
私立はどうする?」

花:「はい、私立は、同じ学部のあるC大学を受験します。
この1つだけにしたいのですが塾長はどう思われますか?」

私:「それでいい。模試でA判定を掴んでいるので大丈夫。
これ以上受験しなくてもいい。そう思うよ」

花:「A大学の推薦を学校の先生にお願いしたいと思っています。
私の高校はA大学の指定校推薦はないので難しいかもしれません。
でもやってみたいのですが」

私:「やるべきです。今だからできることです。
高校を卒業してから推薦入試のチャンスはないので。
今だからこそやれること、大事にして欲しい」と。

花は、おそらく自分の決意を私に聞いてもらいたかったのだろう。
人に話すことで自身の軸を明確にしたかったのかも。
母が一人で自分たち二人の子どもを育ててくれていることへの感謝。
お金で心配を掛けたくない。できるだけ母の近くにいて、
自分の得意なことを活かせる職業に就く。
母を支えたい、守りたい。そんな思いがよく伝わってきました。
花はそれを口に出すことで自分への決意も固めたかったのだと思います。

私:「前に話したこともあったと思う。『過去が今を創り、今が未来を創る』
今日の花は高校進学の時に私と約束したことを継続してきたからこそ
今日の立ち位置を掴んだのだと思う。
さぁ、今日のあなたの決心とこれからの行動があなたの未来を創る。
夢は逃げない。花が近づいて行くだけだ。
今の花ならば、必ず高校の英語教員になれる。応援していますよ」

花:「はい」

花と私のはなしを傍で聞いてみえたお母さんも笑顔になり、
親子の気持ちも一つに定まったように感じました。
こんなことぐらいしか私はできませんが、
何かの決断をする時に「ちょっと聞いて欲しい」と思ったら、
いつでも連絡をしてください。
誰にでも二つ返事で「おいで!」と言って迎えますよ。
私もそんな立ち位置になれたのかな・・・と思った良き日でした。

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