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~記憶という行動~

中2,中3生の三者懇談の真っ最中。
1日1教師で担当できるのが、1~2名なので、
1ヶ月ほどの三者懇談期間となる。

期末テストに向けてのAさんの懇談、
英語の単語が覚えられないという話になった。
私も英単語を覚えるのが苦手だった。
何回書いても覚えられなくて、
「覚えられない単語一覧」をトイレに貼った。

単語暗記が苦手なAさんへ
先日読んだ樺沢紫苑氏の「アウトプット大全」の内容を
一部書こうと思う。

1ヶ月前の昼食のメニューは思い出せない。
だけど、3日前の昼食のメニューは思い出せる。
なぜなのだろう?

人間の脳は「重要な情報」を長期記憶として残し、
「重要ではない情報」は忘れるようにつくられている。
「重要な情報」とはインプットした後に何度も「使われる情報」である。

脳に入力された情報は「海馬」というところに仮保存される。
その期間は2~4週間。
海馬の仮保存期間中に、その情報が何度も使われると、
脳はその情報を「重要な情報」と判断し、
「側頭葉」の長期記憶に移動する。

一度、側頭葉に記憶されると、
その記憶は忘れづらく、長期期間覚えておくことができる。
大体の目安としては、情報の入力から、
2週間で3回以上使うと、長期記憶として残りやすくなる。

ここからは、黒田理論。
ならば、である。
英語の単語を覚えるのが苦手ならば、
1度で覚えようとはせず、
暗記練習して、それから1週間で3回以上復習していけば良い。
英単語を「重要情報」として、脳の「側頭葉」に長期記憶するのだ。
英単語という情報を「声に出す」「書く」というという方法で、
長期記憶に移すのである。

単に覚える事は「インプット」、
声に出す、書く、問題を解く事は「アウトプット」。
「アウトプット」の量で、成長曲線(自己成長)は大きくなるそうである。

「アウトプット」は行動・考動する事。
単語を覚える「行動」が、夢を叶える「考動」につながっていると、
私は思う。

Aさん、そして受験生、頑張れ!

 

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