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先週の本校小6英語で雷が落ちた。
最初から12個の単語は覚えられないからと決め付けている子ども。
この程覚えていけばいいだろうと自分の基準を設けてしまっている者。
机の中に開いたテキストを入れて覗き見する者・・・。
すべてが私の逆鱗に触れた。

「最初から逃げてどうする。
 自分に甘える者は人にも甘える。
 やってもやっても結果の出ない時こそ、伸びるチャンス。
 何故それを自分で摘んでしまう。
 先生はお前達を小6とは思っていない。
 中学0年生と位置づけている。もう中学生なんだぞ。
 
 来週、同じテストをもう一度やる。
 今度自分に甘えた行動、言動をした者は来なくていい。
 自分なりにここまで頑張ったと言える者が
 来週のこの時間に来い。」

そんなようなことを言って先週別れた。
そして一週間して昨日の授業。
時間前に全員が揃った。
子ども達の声を聞いていると
「緊張する。できるかな?
 今日は大丈夫・・・でも失敗するかな」と

みんな今日のテストを真正面から捉えている。
漢字検定の結果が出ていると私がポツリと言ってやった。
しかし誰も見に行こうとはしない。
それは後でいい。今はこれ!
きっちり優先順位が分かっている。

結果、全員が100点ではなかったが
明らかに全員が努力してきた。
その証が皆に見られた。私は
「これでいい。
 過去の自分より今の自分の方が成長したと感じただろう。
 他ごとを考えて今日のテストに挑んだ者は誰もいなかっただろう。
 これから大人になって行く時に今日の自分を思い出すんだ。
 自分にはやれる力があるんだって」・・・

私の話を聞きながら目に涙を一杯浮かべる者。
真正面に私の顔を見つめる者。
安堵感から放心状態の者。
色々な子ども達の表情が教壇に立つ私に飛び込んできた。

これでいい。
これでいい。
だから子どもって宝者なんだ。
私はぬるま湯に浸るような大人になって欲しくない。
自分に厳しい大人になって欲しい。
だってこの空間にいる時の子どもは
私の子どもなんだから。

みんなよくやった。
実は私はみんなの見えないところで
涙を拭いていたのです。
ありがとう。
嬉しかった。
 

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