先週少年Sの記事を書いた。
少年Sのおばあさまは金曜日の午後様態が急変し、
還らぬ人になってしまった。
少年Sの家は私の親戚にもあたる。
日曜日の通夜、月曜日の葬儀と私はお手伝いをさせていただいた。
今年は森裕也さん、おふくろ、少年Sのおばあさまと別れが多い・・・。
土曜日は親戚一同が集まって告別式の打ち合わせを行う。
私も授業の合間をぬってお伺いした。
その中で少年Sがいないことに気が付いた。
Sのお母さんに「Sはどうした?」って尋ねると
「熱を出して在所で寝ています」って。
おばあさまに可愛がられたS。
幼い心に響くものがあったのだろう。
そして自分で自分の心を修正できなかったのだろう。
悲しかったのだろう・・・。
Sは言葉使いが本当に穏やかだ。
おばあさまの接し方がそれを作ったと
お母さんが言っていた。
翌日の通夜の日。
少年Sがいた。私の顔をじっと見ていた。
私が「元気になったか」と尋ねると「はい」と頷いた。
家から葬儀場への出棺の時に私は外で棺を持って
霊柩車に運ぶ準備をしていた。
するとSのおやじがSに
「塾長と一緒におばあちゃんを持ってあげなさい」って。
Sは私の横にちょこんと立って私を見る。
私が頭を撫でてやって「S、しっかり持てよ」って。
思わず涙が溢れた。
葬儀場に着いてもSは何度もおばあちゃんの顔をのぞき込む。
私は心の中で「しっかりおばあちゃんの最期を見届けなさい」と言っていた。
通夜の時、少年Sは自分の席にきっちり座って微動だにもしなかった。
小さな心も現実を受け止め、今の自分のあるべき姿を少年なりに決めたようだ。
これも立派であった。
今日は少年Sの登塾日。
ひとつ成長した少年Sに会いたい。
天国のおばあちゃんと一緒においで。
待っているよ。
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