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塾をやっていて1番悲しい時は退塾者が出た時。今年度の退塾者は二つの教室で年間3名。小さな塾だから「退塾者ゼロ」を大前提にしないといけないが、どうしても塾に合わなくて私の塾から去っていく子どももいるのも事実である。

この退塾者数を「年間ゼロ」にするために私は毎年の新年度説明会で全塾生に一旦踏み絵を踏ませる儀式がある。それは『全塾生退塾勧告』なのだ。私の知り合いの塾屋の方は『なんでそんなことする?』と私に問いかける。私は「新年度を迎えるにあたり本気の気持ちで1年間がんばれるのか、自分の目標に向かってひたむきに走れるのかをじっくり考えて、お父さんやお母さんと良く話してこの継続登録書を期日までに提出しなさいと新年度説明会で語る」と話す。

昨日は芥見校でその説明会を行ったが、説明会後「退塾を考えている」という生徒から相談があった。結論だけを持ってくるのではなくこう言った相談をしてくれることがまず嬉しい。西国原も黒田も入って本人の気持ちを聞いた。こちらの至らない点もあった。本人の言い分も良く分かった。その中で最後に私はこう言った。

「お前とは別れたくない。お前の為にできることは何でもする。ここは学校じゃない。これはできない、これをすると他のクラスや学年と足並みが揃わないなどと言うことは一切ない。すべてお前の満足する形で塾を利用してくれればいい。何故ここまで先生が言い切るか分かるか!?それはお前に先生達が英語や数学を教えたいからだよ。お前の成長を見たいからだよ。ただそれだけのことだ。自分で良く考えて、お母さんとも良く相談して結論を持って来い」と。

一昔前の塾は「中学1年に入学してくれたら中3まで来てくれる」と胡坐を掻いていた塾もあった。今の時代はそんなに甘くない。一年一年の契約更新の機会を設定して我々も塾生も新年度は一旦スタートに立つべきだと思う。
その結果としてスタートラインに集った子どもは、私たちと同じ考え方・目標を持ち備えた強い師弟関係のある地域塾になると信じている。

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