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期末試験が終了し、どの学校も試験結果が出揃う時期になった。
そんななか塾生のお母様から「勉強のしかたを教えてほしい」とメールが届いた。

「わかりました」と返信することは簡単なこと。
「これが一番」と言うのは教師や親が決めるのではなく、
本人が幾度となく成功・失敗を繰り返して自分のスタイルを決定していくものだと
私は思っている。

そんな思いで綴った文章。

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お母様

勉強のしかたは千差万別、その子どもたちひとり一人にとって異なります。
私たちがこれが良いと言ってもそれが本人に合わない時もあります。
昨日も中3の授業で長文読解のコツとして「先頭訳」「句の分解訳」など
今までの経験則で一番の方法を伝えてみました。
しかしそれが合わない、もっと自分に合った方法を中3生ならば持っている者もいます。
設問を最初に目を通し、即座に解答できるものから解いてゆく者もいます。
結果その方が、短時間に高い正答率をはじき出すこともあります。

勉強スタイルはこれが1番というものはありません。
しかし「この子にあった勉強スタイルはこれが一番」はあります。
それを掴むまでには幾度となく成功や失敗の繰り返しで自分の形が見えてきます。
私の子どもは3人いますが、上の子どもがやっていた方法を下の子どもが真似ても、
うまくいかない時も多々あります。
その時に何故できなかったかのかを考え
自分の学習スタイルの軌道修正をすることで灯りが見えてきます。

昨日の中3授業で400の壁に中1から挑んで
なかなか飛び越えられなかった塾生さんが昨日400越えを果たしてきました。
自分のことのように嬉しかったです。
その塾生は、「にわか対処療法」に走らず、
毎日コツコツと変わらない努力を続けていました。
親御さんも厳しく責め立てることなど一切せず、「あなたを信頼しています」と・・・。

ついつい言葉が出そうになってしまうのが親心です。
それを一歩離れたところからきっちり見守るスタンス、
これが私がこの仕事を通して掴み取った親と子の距離感です。

しかしながら上野塾はお子さんに手を打たないことはありません。
今、塾ではすべての期末問題を塾生さんに持ってきてもらい
その答案を自分でもう一度検証し、次回に活かす時間を設けています。
8月の通信では教師側から見たお子さんの姿=教師の波動、
生徒自身が自分の振り返りをして、
自ら自分の殻を破る=塾生の鼓動を親御さんにお渡しします。
今日のお母様のご意見をスタッフに共有させ、お子さんを応援させていただきます。
宜しくお願いたします。

長くなりました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

                                        上野義行

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